東京都台東区上野公園の東京国立博物館「国宝 阿修羅展」は6/7日迄 [イベント]

 

阿修羅展80万人突破 日本美術の最多記録更新


(2009年6月3日)

写真

80万人目となった井口さん(中央)=6月2日午前11時、東京都台東区上野公園の東京国立博物

写真


「国宝 阿修羅展」の入場を待つ人たちの列=6月2日午後1時、東京都台東区上野公園の東京国立博物館平成館前、鈴木麻之撮影

 東京・上野公園の東京国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」(朝日新聞社など主催)の来場者が2日、80万人を突破した。同館で80万人を超えたのは、最多の約150万人を動員した「モナ・リザ展」(1974年)以来、35年ぶり。約129万人の「ツタンカーメン展」(65年)に次ぐ歴代3位の記録となる。また、昨年の「国宝 薬師寺展」(約79万人)を抜き、同館での日本美術の展覧会として史上最多記録を更新した。


 美術評論家の高階秀爾さんは「1300年前の仏像が多くの現代人をひきつけているのは大きな驚きだ。それは阿修羅像が時代を超えて輝く美の力を素直に感じさせてくれるからだろう」と話す。


 80万人目となった東京都大田区の会社員・井口眞里さん(41)には、同館の佐藤禎一館長から図録やTシャツなどの記念品が贈られた。


 また、「錯集成文(種々さまざまなものが集まるその中にこそ美しさがある)」と書かれた興福寺多川貫首直筆の色紙が、同寺の多川良俊執事から贈られた。


 休暇をとり両親を誘って訪れた井口さんは「いにしえから信仰されてきた仏像の重みを体感したい。阿修羅像のお顔が360度から観られるというので、お像を作った人の技術もよくよく観てみたい。一生に一度あるかないかの機会なので本当に楽しみにしていました」と話した。


 同展は最終日の7日まで、午前9時30分から午後8時まで開館する(入館は午後7時30分まで)。



-------------------------------------------------------------------------------
奈良・興福寺の中金堂再建事業の一環として計画されたこの展覧会では、天平伽藍(てんぴょうがらん)の復興を目指す興福寺の貴重な文化財の中から、阿修羅像(あしゅらぞう)をはじめとする八部衆像(国宝)、十大弟子像(国宝)、中金堂基壇から発見された1400点をこえる鎮壇具(国宝)や、再建される中金堂に安置される薬王・薬上菩薩立像(重要文化財)、四天王立像(重要文化財)など、約70件を展示いたします。特に、八部衆像(8体)と十大弟子像(現存6体)の全14体が揃って寺外で公開されるのは、史上初めてのことです。

 阿修羅像は天平6年(734)、光明皇后(こうみょうこうごう)が母橘三千代(たちばなのみちよ))の1周忌供養の菩提を弔うために造像して以来、戦乱や大火など幾つもの災難を乗り越えてきました。1300年の時を超えて大切に守り伝えられた、日本の文化といにしえの人々の心に触れる機会となれば幸いです。また、橘夫人(たちばなぶにん)の念持仏(ねんじぶつ)と伝えられる阿弥陀三尊像(国宝、奈良・法隆寺蔵)も特別出品いたします。
光明皇后は、母の橘三千代が天平5年(733)に亡くなると、一周忌の供養のため興福寺に西金堂を建立し、釈迦如来、釈迦の十大弟子、四天王、八部衆像などの28体の像、また菩提樹や金鼓(こんく)などの荘厳具を安置しました。釈迦の浄土を立体的に表したものです。この章では、そのうち現在まで伝わる、十大弟子と八部衆、金鼓(華原馨(かげんけい))を展示します。八部衆の少年のような清々しさ、十大弟子の醸す静寂さは、天平彫刻の特徴である写実表現の中でも最も優れた作品群です。 Asahi.comより



交 通 JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

主 催 東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日

後 援 文化庁、平城遷都1300年記念事業協会

特別協賛 JAバンク

協 賛 株式会社竹中工務店、三菱商事株式会社、凸版印刷株式会社、東日本旅客鉄道株式会社

特別協力 ソニー株式会社

協 力 ニッセイ同和損害保険株式会社、朝日放送、文化放送、朝日学生新聞社

カタログ・音声ガイド 展覧会カタログ(2500円)は、平成館2階会場内、および本館地下ミュージアムショップにて販売しています。音声ガイド(日本語のみ)は500円でご利用いただけます。

お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

展覧会ホームページ http://www.asahi.com/ashura/ (表示にはFlash Playerが必要です)



一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)
中学生以下無料

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。